RUNNING LEAN 実践リーンスタートアップ
本書を読む目的
- 環境づくり
- 事業計画書
- 事業計画書のブラッシュアップ
- 売却
の2, 3について学ぶため。
ここには印象的だった内容・自身の考え・実践してみた結果などを残していく。 *注意:誤って解釈している箇所もあるかもしれないので、鵜呑みにしないで下さい。
本書で学べること
- ソリューションを決定する前に、解決に値する課題を見つける方法
- 初期の顧客を見つける方法
- 資金調達の理想的な時期
- 価格のテスト方法
- リリース1.0に含めるものを決める方法
- 顧客が欲しいと思うものを構築・計測する方法
- 速度・学習・集中を最大化する方法
- 製品 / 市場フィットとは何か
- 製品 / 市場フィットを反復的に改善する方法
対象読者
新製品の構築を検討中、あるいは既存の製品の成功率を上げたいと思っている起業家。 自分の場合は新製品の構築を検討しているのでちょうど良さげ。
- ビジネスマネージャー
- CEO
- 成功する起業家になりたい開発者やプログラマ
- ブロガー・共同創業者・個人事業主・ライター・ミュージシャンなどのクリエイティブで新しいビジネスプロジェクトを始めようとしている人たち
- イノベーター
- スタートアップの創業者
本書の構成
4部で構成されている。 頭から順に読んでいくことで現状の基礎づくりと次の行動の計画に役立つ知識を得ることができる。 「課題 / 解決フィットを見つける -> Running Lean を製品に適用する手順」が時系列順に並んでる。
第1部 ロードマップ
学べること Running Lean プロセスの全体像。 中でも、本質となる3つの中心的なメタ原則について、実例(短いケーススタディ)を基に学べる。
以降の3つの部では、3つのメタ原則をそれぞれ詳細に説明している
第2部 プランAを文章化する
学べること 最初のビジョン(プランA)を文章化するプロセス。 ここでリーンキャンバスという1枚のフォーマットを使う。 リーンキャンバスは、製品の戦術的な地図や見取り図になる
第3部 プランで最もリスクの高い部分を見つける
学べること プランを実践(テストと実験)する準備。 プランの中で初期に最も集中すべき部分を見つける方法。 スタートアップが直面する様々なリストと、そのリスクに優先順を振る方法。
第4部 プランを体系的にテストする
学べること 初期プランからうまくいくプランへと反復的に移行する方法。 初期プランの有効性を確認するための体系的なテスト方法。
免責事項
実践は理論に勝る
あくまでメタ原則であり、実践して自身に合わせていくことが大切。
銀の弾丸はない
方法論は成功の方程式では無い。継続的な改善を学習を行うことが大切。
本章
第1部 ロードマップ
手順1:プランAを文章化する とにかく最初の手順は、ビジョンを書き出して他人と共有すること。 ただ、初期プランは後々間違いがいだと証明される可能性が高いため、書き出しには時間をかけ過ぎない。 その方法としてリーンキャンバスを使う。 リーンキャンバスは、ビジネスモデルを9つの部品に分解し、リスクの高いものから体系的にテストするもの。
<リーンキャンバスの特徴> - 高速性 - 複数のビジネスモデルを短時間で書き出しやすい - 簡潔性 - 製品の本質を抽出する練習になる - 製品の要点を伝えられるようになる - 携帯性 - 端的なためより多くの人に読んで貰える機会が増える - 更新が楽なので頻繁に行える リーンキャンバスでは、ソリューションの重要度が高くない。 といのも、*投資家や顧客の興味は自分たちの課題だから。* > あなたの仕事は、最高のソリューションを構築するだけでなく、ビジネスモデルの全体像を把握して、各要素をうまくまとめることなのです。 **手順2:プランで最もリスクの高い部分を見つける** > 成功する製品を構築するというのは、リスクを緩和するということです。 ここでは、スタートアップにおける最大のリスクを*誰も欲しくないものを作ること*と言っている。 *スタートアップには次の3つのステージが存在する。* - 第1ステージ:課題 / 解決フィット - 第2ステージ:製品 / 市場フィット - 第3ステージ:拡大 <第1ステージ:課題 / 解決フィット> *解決に値する課題を見つける* これは以下の3つの質問に集約できる。 > - それは顧客が必要としているものですか?(必要性) > - 顧客はお金を支払ってくれますか? 支払ってくれないのであれば、誰が支払ってくれますか?(成長性) > - それは解決可能ですか?(実現性) つまりこのステージでは、解決に値する課題とそれに対応する最小限の機能(「実用最小限の製品」)を調査し把握する。 <第2ステージ:製品 / 市場フィット> *誰かに必要とされるものを構築する* リーンキャンバスの特徴>